アメリカで仕事がなくなった時 - LayoffとFurloughの違い
今ハワイでは、コロナウイルスの感染拡大も収まりつつあり、経済の再開に向けて再出発中です。
しかし、今回のロックダウンにより、ハワイのUnemployment Rate(失業率)はネバダ州に次いで全米2位になり、人口の約3分の1が失業しました(一時的に仕事がない人を含みます)。
そんな時にアメリカでよく聞く言葉が "Layoff"と"Furlough" です。今回は、この2つの違いについて書きたいと思います。
Layoffとは
日本語でも「レイオフ」と使われることがあると思います。元々は一時的な解雇という意味で使われていましたが、近年のアメリカでは、「レイオフ=解雇」になります。会社が給料を支払えなくなった時や、会社がクローズする時などにレイオフになります。
Furloughとは
ハワイではこの"Furlough"が、今回のパンデミックで1番多かったと思います。"Furlough"は日本語だと「一時帰休」というのが1番しっくりくるでしょうか。私も今回"Furlough"になったので、私の会社の場合を紹介します。条件は雇用主によって異なってくるので、それぞれ確認してくださいね〜!
- Furloughの期間は90日間。それまでにビジネスが再開すれば、90日前に仕事に戻る可能性もあり。
- 給料は発生しないが、保険は会社で出してもらえる。
- Furlough中は、有給は加算されていかない。
"Layoff"と"Furlough"の1番の違いは、ビジネスが再開した後に仕事に戻る前提かです。簡単に言うと、"Furlough"は「その会社の従業員だけど、給料は出ない」ということです。
「じゃあ、その間どうやって生活していくの?」と思いますよね。よくニュースにもなっていますが、その時に申請するのが失業保険です。
ハワイのホテルは今ほとんどが閉まっているので、多くのホテルで従業員が"Furlough"になっています。オープンしているホテルも、稼働率が10%以下です。まだハワイ州外から入る人には14日間の隔離措置が取られていますが、そのうちにこの規制も緩和されたら、少しずつホテルも再開すると思います。
ハワイはこの3日間、新たに感染した人はゼロです。1日も早く、また活気あるハワイに戻って欲しいです。